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大正琴の集い@岡山シンフォニーホール

本日は、大正琴の演奏会に行ってきました。郵便局に勤めていたころ、別の課で働いておられた方が、この会の責任者をなさっているとのことで、先にご案内をいただいていたものです。
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大正琴にTAKAはあまり関心がありませんが、2時間ほど楽しく聴かせていただきました。特に指導者の皆さんがオープニングに演奏した際には、独特の金切音というか金属ノイズというか、そういうものを感じることもほとんどなく、アンサンブルの良さも引き出し、なかなかに聴かせていただいた、という印象を持ちました。

午後1時半頃、まだ演奏があるという時間帯でしたが、次の予定があり、中座させていただきました。

演奏中にフラッシュ焚く人も

フラッシュをバンバン焚いていた年配の男性がいました。開演時に、フラッシュはNGであることがアナウンスされたと思うんですが…。

問題は、その距離です。爺の席が12列目。その少し前ですから10列目くらいではないかと思います。壁際で焚き、演奏中に自席に戻り焚き、いかにもという印象でした。

さて、ここで考えてみたいのは、10列目からストロボ焚いて効果があるような光かどうか、また、効果があるとして会場照明との色温度差をどう処理するか、ということです。

人工照明の場合、色温度は3000ケルビンぐらい、ストロボは5000ケルビンくらいではなかろうかと思います。

この違いをどう吸収するか…。ストロボに、オレンジ系のゼラチンフィルターをとりつけるなどという方法が一番簡単ですが、なかなかそれをやっている人はいません。大相撲の最前列でストロボ焚いているカメラマンがいますね。よく見ると、ストロボ発光部がオレンジになっているのに気づくのではないかと…。

さて、次はストロボの光の強さの検討です。10列目として座席前後間が90cm程度、最前列から舞台先頭まで2m、舞台先頭から演奏者まで3mとして、正対しているとしたら9m+2m+3mで都合14mの距離があることになります。実際には、斜め方向にレンズを振っていましたので、30度の角度があると仮定すると、20%程度伸び17m弱くらいの距離が、最前列の演奏者とストロボを焚くカメラマンとの間にあることになりそうです。これだけの距離をストロボ光で撮ろうと思ったら、結構な距離になるかと思います。ISO100で、絞りf4.0としたら、ガイドナンバー60程度が必要な計算になります。ISO800としたら、ガイドナンバー7程度…あ~理屈の上ではなんとかなる状況かもしれませんね…。

気にしたいのは、ストロボ光が目に入る演奏者、そして観客ですね。カメラマンは我を忘れ、撮りたい、という気持ちが前に出がちなものです。「撮影会」というわけでもなく、主催者からフラッシュ禁止が案内されているわけですから、おのずと立ち位置というものは決まってきそうなものでもあります。

爺のカメラ、自動露出調整を-2にしたときの一例では、ISO320、f4.5、1/80Sなどの状態でシャッタが切れていたようでした。また、自動露出調整-1.3で、ISO1600、f4.5、1/20S、露出オーバー状態でした~シクシク。