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名護市長選挙、辺野古基地反対の現職当選

沖縄県名護市長選挙は、19日投開票が行われました。現職の稲嶺氏当選が昨夜からネット上で話題になっているようです。

投票率は前回とほぼ同じ

投票率 稲嶺  
2014年 76.71% 19,839 15,684
2010年 76.96% 17,950 16,362

石破500億円発言でも結果は動かなかった。名護市民の選択

選挙は、イロイロ複雑です。脳みそではA候補が、と思っても、しがらみなどでB候補の名前を書く、ということはあるものです。

その最たるものが、自民党石破幹事長の「名護に500億円基金」でしょう。ひとつの市にこれだけの「基金」です。札束でなびく人も、また、しがらみで仕方なく、という人も少なからずいたのかと想像します。

結果は稲嶺氏が当選…。

沖縄知事選挙の行方は

ロイター(元記事)が日米関係にふれてつぎのようなコメントを紹介しています。

(略)拓殖大学海外事情研究所の川上高司教授は、稲嶺氏の勝利によって工事の遅れや移設反対運動が拡大し、両国の関係に悪影響が出る可能性を指摘する。川上教授は、今年4月とみられているオバマ米大統領の訪日に言及し、「そのときまでに測量などが進んでいなかったり、大統領の訪日時に大きな反対運動が起きれば、日米関係に大きなヒビが入る可能性がある」と話す。また、年内に予定されている沖縄県知事選にも影響が及ぶとし、「基地に反対する陣営が勝つ可能性が出てくる」と語る。(略):全文

「日本的」な何かに変化が起こっているのでは

お上からの命令を忠実に守る、自分の意見は言わない、ともかく和を最優先する、というような「日本的」といわれる何かが変化しつつあるのではと思います。

お上の言うことを聞き、周囲と合わせていれば、ともかく平穏に暮らせる、という「日本」、それが崩れてきているのではないでしょうか。就職できてもボロボロになるまで働かされる、定年まで勤めることができない、老後も心配、などなど、お上が国民をしっかり守ってくれているはずで安心なはずの日本が壊れてきているような印象すらあります。

その結果、人々は、自分で考え、周囲と相談し、現状からの変化を求め、エネルギーを発揮し始めた、とTAKAには見えます。

我慢していても、お上のいいようにされるだけ。景気回復は雲の上の大企業だけ。そのうえ、アメリカの顔色をうかがい、オスプレイの不安に平穏な生活を邪魔され、これ以上我慢・負担はごめんです、という意思表示でしょうね。近隣諸国との関係も安倍さんになってから緊張関係が昂じています。

さて、ひきつづく、政治や経済、そして社会は…。