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写真の著作権関係申し入れ初めて。とある踊りグループサイト

概要

昨日、関西で活躍する踊りのグループ、仮にXさんとします。Xさんサイトに爺撮影の画像が使われていた件(モノクロ化、トリミングなど加工もあり)で、Xさんサイト担当の方とtwitterDMでやっとつながり、善処をお願いしました。画像入手公開事実などを確認した後、著作権についての考え方をお尋ねしたら、問合せを受けたのは今回が初めてとのことでした。

よく検討し、必要な対策を講じたのち、改めて使用許諾を求める方向でまとめたい、とのことでひとまず現状Xさんサイトはそのままにしておいていただくことで、昨日のやり取りは終了しました。

いずれ、必要があれば先方から何らかの連絡なりオファーなりがあるものとして、爺は今後の様子見としました。

連絡先がよくわからないXさんサイト

Xさんサイト、連絡先がよくわからない作りです。メールアドレス、住所などがUPされていません。そのままであれば、twitterやFB、またはこのブログを通じ、公開状態の遠吠え、文句・難癖つけの類にも似たような状態で「連絡」を試みる可能性がありました。

Xさんの上部団体と思われるサイトには電話、メアドなどがありましたが、12月16・17日と電話してみましたがいずれも長~い電話中、メールは本日までに返信がありません。

公開で用件(要旨:使用権を確保して画像をつかってほしい)を伝えるのはしのびなかったので、FBとかtwitterとかを検索し、Xさんにつながるtwitterアカウントを見つけました。3名見つけた関係ありそうなアカウントのうち、1名がDMを受け付ける設定にしているのがわかり、やっと、非公開で連絡を取れる道がついた…という、長~い道のりでした。

仲間内では、LINE、twitter、FB、InstagramなどSNSのアカウントが共有されていて連絡などぬかりないのでしょうが、外部からネット上で「非公開」となるよう連絡しようと思ったら途端に難しくなる、というサイトの作り方は疑問に思いました。対外的に肩書を明らかにして活動する、というような性格なら、連絡先住所、メアド、電話番号などを可能な限り掲載し、アナログ爺にも直接の連絡が取れる方法を載せておくのが良かろうかと思った次第です。

画像の入手使用経過

爺の画像がXさんサイトに使われた経過は非常に簡単なことだったようです。

  • ネット検索で発見、ただ「使用させていただく」という考えだけ
  • 引用元表示、リンク紹介、など考えなかった
  • (写真利用でカメラ側から連絡をうけるという)このような件は今回が初めて

というようなお返事をいただきました。
荒っぽく言えば、これまで同様例がなかったし撮影者から使用許諾をとるという意識は具体的にはなかった、ということかと思います。実際そうでしょうね。

一枚の画像にも、著作権もあれば関連して使用権もある、その上、人物が写っていたら肖像権もある、といった時代であります。ネットで情報が瞬く間に伝わる現在、よりスッキリした状態で、カメラ側にもモデル側(今回は踊りグループ)にも良い関係であった方が良かろうかと…。

twitterのDMを通して確認した今後のこと

  • Xさんサイトは現状のまま
  • 爺撮影の画像は削除などせず掲載をひとまず続ける
  • Xさんサイドで、画像使用一般に対し、どのような対応をするか検討する
  • 検討の結果、必要があれば担当から連絡を爺宛てにもらう

以上のようなことをおよそ確認しました。まずいので削除したからいいでしょ、みたいなことにせず、一定の結論対応が出るまでは現状を保っておくということにしたのは、事実確認での齟齬を防ぐ、および「削除したからイイでしょ逃れ」というのを避けるという意味でもありがたいことでした。

今後どれくらいの期間で適切な対応をとった連絡なりをいただけるのか、爺は「ある程度」待つことにしたのでありました。

事実関係で齟齬がありませんので、事後の対応等が万が一「悪質」ということであれば、これまでの状態を考え著作権侵害の補償をお願いする、という一手もありそうですが、まだ、そういうことをお伝えする段階でもなかろうかと…。現状では真摯に対応していただいている、と感じていますのでね…(≒単に、ネットを通じた印象、という範囲を超えませぬが…)

片務的な関係では、よい関係が長続きしないのかも

カメラ側からは、モデル(被写体)がいなければ撮れない、という致命的な課題があります。撮影はOKでも、ネット公開が結果的にNGになるという可能性もあります。
撮った写真も、人目に触れることで、その反応などを楽しみにしているカメオさんも多いのだろうと思います。

モデル(被写体)側からは、自身の踊っている姿が、コストをかけることなく時間ロスも少なめに、確認できるということでカメラの存在はある意味有用です。観客席にカメオさんばかり、拍手が少ない、というような問題もあるでしょうけどね…。

カメラ側は、それぞれの基準で画像を選択しUP・公開する、モデル側は、ネット上でそれを見つける(その後DL保存など…)ということかと思います。個人使用の範囲であればほとんど問題になることもなさそうな「画像」ですが、ひとたびそれが「転載」(または「加工」+「転載」etc.)されるというようなことで、一見するとそのサイト所有の「画像」となるような状態は、片務的と言わなければなりません。

元画像掲載のサイトには、使用についてカメラマンの立ち位置がよく見えるように掲載されていると思います(たぶん)。それに沿って使用する、それ以外の場合は必要な合意づくりを欠かさない、ということに尽きるのではないでしょうか。個々のカメラマンの立ち位置が異なるので一律でないことを理解するのもトラブル防止には大切でしょう。

引用元やリンク紹介など「正当な引用」を担保するか、カメラ側の別段の了解を得てから使用するというような流れが大切でしょう。加工の場合はより慎重な検討と同意を得る努力が大切でしょうね。個人使用を超える可能性がある場合は、著作権等に関して相手先と必要なコミュニケーションをとり、合意を作り上げる努力を怠らないことが、双方にとって良い結果をもたらすと言えるかと思います。いうなら、片務的な関係より双務的な関係が、カメラ側にもモデル側にも良いのだろうと…。