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電車マナーと携帯電話

神奈川新聞のネット版に次のような記事がありました。

逮捕された直接の容疑は、"携帯電話の使用を自粛するよう求めている優先席付近で、スマートフォンを使っていた乗客の女性に対し、「降りろ」と注意。女性が応じなかったため、ドアが閉まらないようにした。影響で同電車は4分遅れた。" というものです。

逮捕された男性の行為、いかにも、と思いますが、注意喚起や正義感がこういう形でも現われることもあるのだと知らされました。車内で通話する人様の事情すべてを他人がわかることは難しい、と思うのと同様、こういう行為を気持ちよく思わない人の行動がどのようなものになるかも、すべてを把握するのは難しいこと、なのだろうと思います。

一方は、他人の存在に無頓着であり、他方は他人の行為に敏感であった、ということが大きな違いですね。

6日、赤穂線で東から帰ってくるとき、受信電話で長く話し、その後、自身から通話発信…いずれも大声、という場面に出くわしました。内容は緊急を要するという雰囲気でもないようでしたが…。小声で話す、という様子でもありませんでした。赤いジャンパーの男性でした。

通話をどうしても断れないときや、まれには、通話発信しなければならないときもあるでしょうね。人間生活の複雑さは他人には十分にはわかりません…けどね。

マナーは、公共空間における自己抑制の度合いのすり合わせ、というように爺は理解しています。私的空間であればエロ動画見るのは勝手ですが、公共空間だとネ…。

マナーは、ある個人にとっての不都合・不合理・不快なことを少しずつ我慢し、居合わせた全体としては時間・場所などを「人間的」に共有しようということかと…。

買いたいものがあり、長い行列ができている、という場面で、自分に都合の良いのは、待ち列を無視しゲットする、ということでしょうが、行列に服する、というのが集団の受容範囲となる、というのが例になるでしょうか。個人が少しずつ我慢をし、集団の不快さを低減しようというようなことかと。

爺は、ヘッドフォンからの漏れ音が気になります。漏れている音がこんなだったら耳に届いている音は…などと要らぬ心配はもとより、シャリシャリ音が爺には不快に思えます。空いている席があったら移る、ということもあります。

逮捕された男性はいかにもね、と思う一方、事業者のコメント、対象者の弁明なども記事にとりあげてほしいものだとも思いました。無頓着な人に頓着してもらうようになるのはなかなかたいへんなことであります。その意味でもスマホ使用の女性の弁明は聞いてみたいと思いました。

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↑写真は記事と関係ありません。百花プラザを西から望む。