pagetaka

写真、PC、ネット、岡山、旅の話題をお届けします

国勢調査:調査員の報酬の計算方法は?

「およそ38,000円」と伝えられた調査員の報酬ですが、根拠がよくわかりません。それで、岡山市役所、総務省などに問い合わせました。

38,000円は、1調査区をおよそ50世帯として計算。具体的な計算方法は基礎自治体

総務省によると、1調査区当たりのおよその報酬を38,000円としたのは、1調査区をおよそ50世帯として計算した結果だそうです。ただし、地域事情等による傾斜配分を認めており、基礎自治体によって塩梅されている、とのことでした。具体的な報酬計算の根拠は基礎自治体が決めているようです。

岡山市によると、報酬全体は調査区(一律+世帯数)にかかる報酬と、交通費などの部分にわかれるとのことでした。調査区を複数担当している場合、単純に2倍になるという計算方法をとっておらず、マイナスに働くということだそうです。
「世帯数」が何を意味するか、ちょっとあいまいなまま…。

世帯番号をつけたが、結果的に「=線」で消した世帯、報酬対象かどうか不明

調査一覧表に、世帯番号をつけたが、結果的に「=線」で消した世帯(以下「=線抹消世帯」)が報酬対象かどうか不明です。調査結果報告の際の数字には含まれませんので、外野から推測すると、反映されないのでは、と想像を、今のところしてますけどね…。

このことは、昨日、区役所へ調査結果提出の際に尋ねたんですけどハッキリしませんでした。回答方法(ネット、郵送、預かり、聴取)による報酬差は無く「世帯数」によって計算する、ということでした。そうなれば「=線抹消世帯」は報酬に反映されないという可能性が高そうです。

「=線抹消世帯」という判断を最終的にするまでとても手間がかかる場合があります。また、居住しているにもかかわらず、結果的に回答回収できない世帯も手間暇かかります。質的なことを報酬に反映するのは難しいとは思いますが、なにかしら合理的な説明はあっても良さそうだと思います。

世帯数が確定し、それをもとに報酬計算する、という説明があった

岡山市役所と電話してたときに、「調査の結果、(岡山市全体の)世帯数がわかったら、それで報酬を計算する」という旨の説明がありました。となると、現住世帯数の可能性が高いのかな、と想像します。

  • (現住1世帯当たりの報酬単価)=(原資)÷(調査結果で確定する世帯数)

上のような計算式になるんでしょうか…。
総務省は、地理的状況などを考慮した傾斜配分を認めている、ということですから、調査区ごと、またはそのグループごとに「乗率」が設定されているのかと想像したりします。

人の働かせ方としてどうなんだ

身分に関することを少し。
調査員は、臨時に「国家公務員」というような身分だそうです。まあ、任命書にも大臣名がありましたからそうなのかと…。で、総務省に聞いたです。区役所の統計担当職員は、この期間とかに国家公務員の兼務発令とかがあるのか、と。それは無いそうです。いわゆる、国から市への機関委任事務、というようなことで、市役所職員の身分のままやっている、ということだそうです。
ヘェーと思いました。国と市とどちらが上だ下だというつもりもないですが、市役所職員の指図を聞きながら、調査員のしごとをしていたんだと…。

そして、報酬支払いは、明細が届かないみたいです。昨日、区役所で教えてもらったのでは、調査報酬、交通費の別はわかるが、調査報酬の詳細は表示されない、とのことでした。総務省に本日午前尋ねたときも、説明しにくいでしょうねぇ、というようなことで複雑な事情があるようでした。

しかし、自分のやった仕事がどういう計算であったのか点検できない、というのでは「国のしごと」として働き方はどうなのか、と思ってしまいます。総務省では「最低賃金はクリアしている」計算だそうですが…。でも、それって検証できないものしかペーパーはもらえない…。そういう働き方、働かせ方って、爺はとっても違和感があります。

「=線抹消世帯」の扱いをはじめとした「世帯数」のことなど、そのうち市役所から回答があるでしょうから、また記事をUPしたいと思います。

追記:「=線抹消世帯」は報酬算定に入らない

岡山市から連絡がありました。世帯番号を付定したものの、その後居住していないということで「=線」で抹消した世帯は、報酬算定にカウントしないそうです。

同時にお知らせいただいたのが、報酬明細についてです。交通費、写真代などは個別に記載するが、報酬部分の内訳明細は表示しないとのことです。あ~それじゃ、どういう計算で積み上がった報酬なのか結果部分だけしか見えないということか…。
ただし、調査員から個別に明細の交付請求があれば対応できる、ということでもありました。