用悪水路の浚渫土砂の運びだし、生産組合は作業した、TAKAは作業していただいてない…齟齬が生じる結果に。
昨日、日南町の家に行きました。家の風通し、宅地雑草取りなどがおもな目的でした。
相変わらず北側の用悪水路の状態でした。鋤簾などをつかって溝掃除した結果、山の小石や砂利がTAKAの宅地内に少しずつ積み上がり、山が低くなっていくのとTAKAの宅地が高くなっていくことのバランスが何万年後かにイコールになるまで「タタカイ」がつづくのはごめんだな~という立ち位置のTAKAであります。
建設省名義ながら、すべての権限は日南町に移されている当該用悪水路(+ある程度の管理幅)は、農業生産組合が町からすべてまかされて管理しているということだそうです(町の担当者の言い分)。浚渫土砂というほど大掛かりではありませぬが、まあ溝掃除の結果だんだん周囲(含むTAKA宅地内)に山の砂利などが堆積している状況を改善していただくよう、組合にお願いしたものの前進なく1年経過し、この春を迎えた…シクシク。
昨日、宅地の雑草取りをしていると、生産組合代表者が通りかかり声をかけてくださいました。「(砂利を)取ったけど」との旨のおはなしでした。TAKAとしては、ちょっと待ってください、状態でありました。よくよく聞いてみると、異なる場所を作業していたみたいです。ガッカリ…。
物事の始点になる境界杭を改めて見てもらい、元々の状況も説明し、原状復帰を重ねてお願いしたところです。その方曰く、「土砂があった方が山から水が出たときに良い(堤防護岸のような役割をしてくれる)」とのことでしたので、キッチリ辞退させていただきました。
そもそも、水流量を計算して建設省が設置した水路です。想定流量上限は一定の科学的知見をもって設定され、見合う大きさや深さを持ったU字溝が設置されたのだろうと想像します。これを超える山水が出るというのであれば、U字溝を改良するという作業がその対策の本筋のひとつで、TAKA宅地側に「土手」的な部分をドンドン積み上げる、というながれではないだろうと思うのです。もちろん、土地形状から溝の有効な拡幅や傾斜の確保ができないとなれば隣接する土地所有者を含めた相談ごと、ということになるのでしょうが、まずは、原状と思われる状態にリセットするのが良かろうと考えているところです。
用水管理幅を承知していない地元生産組合
「該当場所の用役権などの設定は無い - PageTAKA's blog」記事で書いている通り、対象となる用悪水路には、用役権設定、契約書、覚書などもないという状態です。
ですから、U字溝から管理幅がどれだけあるかも承知していない、と昨日の生産者組合代表の方の話でした。まあ、それが現実なんでしょうね…。
用悪水路をふくむ水路維持には農水省補助が出ているのは確かなようで、どこがどうで、最終的にどこをどうするのか、ということが、覚書もない丸投げ日南町行政の結果物のように爺には見えるのでした。
もっとも、TAKAは日南町で生活しているわけでもありませぬ。地元の邪魔をしようと考えているわけでもありませぬ。用悪水路はそもそも水田用に、また山水排水にと役立っているわけですから、その用に供するがイチバンのことです。1年以上待った結果、NGな状態にガッカリしつつも、改めて生産組合に対応をお願いし、昨日は終了ぅ~となりました。あ~ツカレタ。