Word2007を使っています。現在のバージョンよりだいぶ前ですがお許しのほど。フィールドコードの話題です。
フィールドコードを、意識して使っている人は、Wordを使うことがある人のどれくらいの割合なんでしょうか…。気付かないうちに使っているというのが、大部分ではないかと想像します。たとえば、挿入→ページ番号と進行し自動的に頁数が入るのを実現できたとか、経験したとかという人は多いのではないでしょうか。
考えてみれば不思議なことです。その都度頁数を更新しなくてもページに割り振られる数字はキッチリそのページにあったように表示されます。つまり、単なる数字がページの番号として表示されているのではなく、なんらかの機能を持っている、と想像できるかと思います。
ページ番号の一般的な挿入
上の図のような流れでページ番号を表示している方が多いと思います。頁数にあたるこの「1」が単純な「1」でないことは、次の図のように、「1」の上にカーソルがある状態で「右クリック」するとわかります。
ページ番号はフィールドコードで実現している
上の図のように「1」のなかにはページ数を適宜表示できるようフィールドコードがあるのがわかります。
たとえば、「1」をやめて「-1-」というような表示をすることもあるかと思いますが、あらかじめ書式として準備されていますので、選択しOKをクリックすれば実現できる、ということになります。フッターのところで左右に「-」を入力しなくても大丈夫、というわけです。
ページ番号、フィールドコードの表示
「フィールドコードの表示/非表示」というメニューをクリックすると、よりその機能に近づくことができます。
そして、ページ番号のフィールドコードは「{ PAGE ¥*Arabic ¥*MERGEFORMAT }」(最初は { PAGE ¥*MERGEFORMAT }になっているかと…)というように読み取れると思います。(全角の¥マークを使っています。実際は半角でよろしく)
フィールドコードの挿入は、CTRL+F9 のあとで
前後にある中カッコ「{}」は、単純に入力しても、フィールドコードの入れ物になりません。
マイクロソフトのサイトには次のように説明があります。
今回のWordのフィールドコードを使うきっかけは、Excelとの連携に関係してのもの…
エクセルで数字を入力しています。¥マーク、三桁区切りなどがない、いわゆる数字が裸の状態のようなものです。それを、Wordの側から読みだし、差し込み印刷の項目として利用するのです。そのとき、そのExcelからとりこんだ数字を三桁区切りで表示したい、と思ったのでした。
つまり、フィールドコードのひとつである差し込み印刷の、とある項目(数字)を、さらにフィールドコードで三桁区切りに装飾する、というようなイメージです。
手入力が面倒なので、画像でお許しのほど。なお、フィールドコードの表示を2回実行しないと、内側のフィールドコードを見ることができません。
内側の中カッコ「{MERGEFIELD "請求額"}」というのがExcelから数字をもってきて表示する差し込み印刷項目です。それを囲むように「{= {ここが差し込み項目}¥#,###,##0}」があるというようなことです。
調べていくと、フィールドコードはかなりあります。VBAと組み合わせると、今までできなかったようなこともたやすくできるのではないかと…。え? WordVBAが面倒だと…。そ・そうですよね…。でも、フィールドコードのことを知っていると、簡単な条件式をはじめ機能的な使い方ができる可能性が見えてくるのではと思いますが、いかがでしょう…。
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