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篠笛:準備、節のあたりの竹の断面

立ち枯れの篠竹を割ってみました。
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生えている状態と同じで、画面下側が地面に近い方です。内側の節のあたりに白い線を入れてあります。あ、赤い色も爺がPCで塗ったものです。

節は、結構な広がりをもっていることがわかります。節の上側が特徴的で、下方向へ節に向かいながら狭くなっています。節の位置からおよそ内径の2倍程度まで内側が厚くなっているようです。これに比べると、同内側が内径と同じくらい下がったところですっきりとしているように見えます。節は必ずしも水平に平行にできているわけではないというのもわかります。

なお、この篠竹の場合、こうだった、ということでよろしくお願いいたします。

爺は、田舎の子ですから竹の節が水平ではなくたわんでいるというか水滴を落としたように波打っている、というのはなんとなく知ってましたが、篠竹を割ってみて、節の周囲はなかなか複雑なのだと思いました。

管頭側の節を残す場合、歌口の位置はどうしたものか

いずれ音程の調整をするのであれば、歌口側の壁はまっすぐでないと一定した音にならないだろうと想像します。管頭側の歌口の端と反射壁(こういう名前で良いんでしょうか?)との距離が3mm程度、などと書いてあるのを見ると、自然の節をそのまま使うとしたら、歌口側から詰め物をするようになる。すると節の上方向に向かって内径が一定するあたりを、などと考えていくと、結局節をしっかり落として作った方が楽だというのがわかります…。

節を落として失敗した~と思ったときには遅いわけでして、さて・さて、さて…。