カードの準備ができたと連絡葉書到着
昨日、「個人番号カード交付・電子証明書発行通知書 兼 照会書」という葉書が岡山市長から届きました。
裏面の一部が回答書記入欄で「署名又は記名押印」するようにということでした。あわせて、暗証番号4種類を決め、必要書類を用意し役所で受け取ってくださいと…。
「署名」欄のはずが住所も書かせるのかな…と疑問がフツフツと…
役所の受付に行き、待順番号発券機を操作・受領。呼ばれてカウンターへ。ここから受領まで約30分、担当者は3人、となりました。この項の小見出し「署名」と回答書様式のずれが、まあ、齟齬をきたしているという…この問題の解決をしていただくことが中心で時間がかかりました。なので、普通はこういった時間・人数はかからないのかと…。
爺に届いた葉書(個人番号カード交付・電子証明書発行通知書 兼 照会書)が一番明確なのであります。それらを扱うお役人の作業が滞りなくすすむために、例えば「事務処理要領」などが準備されているという厳然たる「上下関係」を前提に、イロイロお尋ねした次第でありました。
結果、爺は住所の記入をせずいわゆる「署名」だけで済ませました。お役人が手元の資料を読まれたんでしょうね、住所まで書かせる根拠を見つけることができなかったそうです。あわせて、一応用意してたんですけど、ハンコも使わずに済みました。
免許はコピー…。目視・確認すれば済むじゃん、と思ったが「要領」に明記されていた
爺がもうひとつ気になったのが、本人確認書類のとりあつかいです。つまり「確認」であって「コピー」とは異なるだろうという推測です。
案の定、免許のコピーをとるとのことでしたので根拠を求め、同時に、「確認」であれば担当者が実行できることではないかとお尋ねしたのでした。
結果、「事務要領」第47ページに「(証明書類などの)写しについては、住所地市町村において交付申請書とともに保存する。」とあったのをお示しになられましたので、ことの当否はともかく、お役人が事務を執行する根拠があるということで同意しました。ただし、免許の全面が「証明」として必要なのかどうか、ご検討をお願いしました。名前、生年月日、住所、写真、あえて加えれば免許番号、がわかればそれ以外の所はカバーしてコピーするのが、個人の情報を守る、というような観点からも適切な対応ではないのかとご検討を重ねてお願いしました。
暗証番号は、PC画面タッチ。アルファベットの並びが独特だったかと…。
前段のアレコレが済んでイヨイヨ受け取るという場面です。カウンターにラップトップPCが載せられ、画面をタッチして何種類かの暗証番号を入力します。
- アルファベットは、大文字小文字の別がありませんでした。
- アルファベットの並びは、PCキーボードなどとは異なります。
一応周囲からは見えにくい画面の仕掛けになっているようです。しかし、後方は順番待ちの人とか、通過する人とか、ちょっといかがなものかな、と思えるような状態かと…。
「個人情報」とかイロイロ言われるこの時代です。人間後ろに目はついていませんので、安全な状態で暗証番号を設定できたのかどうか不安といえば不安です…。背後に衝立(ついたて)とかあって、自分の背後に「目」がないことを確信できる状態の方がより良いのかな、と思った次第です、ええ。
はがきの表面に記載できること、の範囲に収まっているのかな…
郵便はがきの使い方には一定の制限があります。
今回の「個人番号カード交付・電子証明書発行通知書 兼 照会書」はがきもそれによって作られていないと…と思うのです。
この記事先頭の画像(葉書表面)のうち、グレーで目隠しをしたところには、数字とかバーコードが記入してありました。合計3カ所です。
許容される「通信の目的又は内容を示す文字」「送達上事業所に必要な注意を示す事項」ではなさそうなので「差出人若しくは受取人の職業、称号、商標、印鑑、電話番号、口座番号、取引銀行の名称、発送番号その他これらに類する事項又は差出人若しくは受取人の氏名及び住所若しくは居所に密接に関連する事項」(内国郵便約款第13条)に該当するということだったのかな…などと想像します。
しかし、これを見たら、適宜使って良さそうだと思う人がいるのかも…などと爺は想像してしまいます。できることなら、半分より下にネ…、そのほうがすっきりするのかとも…。
個人番号、本当に用途があるのかねぇ…
爺の周りで個人番号カードを申請した人は少ないのかと…。そもそも、個人番号がイヤダ、という人も結構いるです。利益と負担・経費との関係で不合理とする人もいますしね…。行政と個人の関係でダメとか、セキュリティがダメとか、理由はイロイロかと…。
爺は、政府・与党などの狙いはともかくとして、こういう制度ができた以上、「体験」してみることにして、体験ならぬ「本番」ということまで至ったのでありました。次の関門は、具体的に使う場面がどうなのか、ということでしょうね…。相応の合理性とか安心とか安全が担保されるのか…などなど不安・疑念は尽きませぬ…はい。