今日はちょっとショックなことがありました。お金をかけられないからブログデータのダウンロードをあきらめる…というご連絡を頂戴したのです。
2009年にWordpressで作成し、2010年2月末まで継続して爺がサポート、その後は契約がなくなりました。6年たったこの3月初旬に、データベース(DB)が接続できなくなり、閲覧などができなくなった、という経過です。
DBはMySQLです。サーバ業者から、バージョン4の提供をやめ、5のみをサポートする、という連絡があり、移行期間中にその対応をとらず、接続切れ・閲覧不可になったあと、改めてサーバ業者からの特別な接続環境(期間限定)の提供申し出がブログ開設者にあって、そこから爺に相談があったものです。「MySQLを教えてほしい」との旨のメールが爺にありました。
DLに限って考えれば、MySQLよりも、作業上はphpMyAdminがポイントなんですが、そこがわからない段階では、「教える」以前の状態なのかと…。
作業全体は、MySQL、phpMyAdmin、文字コード、データベース移行、Wordpressのconfigファイル、などに関連する作業ということになりそうです。場面によっては少しばかりFTPも必要かと。
SQLファイルのダウンロード(DL)は、成功するかどうか爺は自信がありません。DLしたファイルを直し新しいDBにUPすることは、もっと自信がありません。文字コードの関係で、SQLファイルはいうことを聞いてくれないという経験がこれまでに何回もあるのです。主に、文字コードの関係で、画像ファイル名に全角文字を使っていたなどが原因になりやすいのではないかと経験から、推測しています…。そうなると、該当箇所に半角文字で代替文字をいれるなどしますが、閲覧時には画像は表示されない…。SQLファイルが全部UPできればいいんですが、結果的にそれを実現できない…などという経験もあります。まあ、爺の実力不足なんですけど…。
そういう経験や予想があるもので、「結果」について、今の時点では担保をつけられないコトをお伝えし、料金ゾーンもお示ししました。数日たって本日「これまでのデータはアキラメル」との旨のご返事を頂戴しました。ここが爺は大変ショックでした…。
6年以上、何らかの意味を込め書いた文章、つまりBLOGデータ(=MySQLファイル)DLを、わずかの費用が阻止してしまうという結果になったのです。そんなに、回復・修復の価値が低い文章をUPしてきたのでしょうか、と逆に問いかけたくなりました。もっとも、メールをいただいただけなので、そういう問い返しは起こらないんですけどね。
みなさん、想像してみてください。6年分のデータ復旧は、いくらだったらOKなのでしょうか。個人日記、農業日誌、会社・団体の活動・生産記録という具合に置き換えてみれば想像できるでしょうか。ハードディスクから消えた、サーバ内データを消去した、というのとは違い、一応復旧手順が明らかな作業なんですけどね(成否は結果がでるまでわからないのだけれど…)。
そもそも、こうなるまで放置した「責任」とか誰も問われないんでしょうか…。誰がサービス停止・変更連絡受けとった、誰がサイト管理者、誰が…と必ずチェックされるのでは、と想像します。「体質」「態勢」「体制」の現状は、6年の蓄積も復活させる必要が見いだせないのかもしれませんね。
ブログの「データ」にもイロイロあります。どこかに行ってラーメン食べた、美味かった、というようなことだけなら一般には、アチャー!というのもアリかもしれません。でも、同じ内容でもそれがグルメ・レポータだったらイノチとり、ということになるのかもしれません。「データ」というのはそれと組織とか人に関連付けられると、急に価値が変わる、ということがおわかりいただけるでしょうか。いずれにしろ、データがある、ということがイロイロ何事かを刺激してくれる、というのが普通かと…。
6年間「知」の結果物(だったであろう)ブログ記事、これをDLするというのは、それほど価値のないことなんでしょうか…チョット悲しい…カナリかも…。
爺自身、誤ってお客さんの記事データを削除してしまった(サーバ上から)経験があります。すぐさま、お詫びの電話を入れたです。重みがわかるだけに痛恨の出来事であるのと同時に、以後の教訓にして今日までネット関係のお手伝いをしているです…。