人を動かす2:デジタル時代の人間関係の原則を読みました。
本屋さんの平積みのあたりを徘徊してまして、人を動かす2:デジタル時代の人間関係の原則が目にとまりました。なにせ「デジタル時代の人間関係の原則」というのがえらく気になったのです。
インターネットの普及に伴い、コミュニケーションがどう変化しているか十分には理解できず、暗中模索の爺です。リアル世界とデジタル時代の接点や重なり具合にどう折り合いをつけたものか…などと妄想していたのです。読了後の付箋数は、最近読んだ中では最多。
- 作者: D・カーネギー協会,片山陽子
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2012/11/06
- メディア: 単行本
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人の存在を善なものという前提で書いてあり、非常に心地よく読めます。デジタルの時代にも、リアル世界の「原則」が多くはあてはまるのだ~と思わせてくれます。
やりとりをイエスではじめ、イエスを維持したければ、コミュニケーションをとおして相手が求めるものを提供していかなければならない。そうしてはじめて相手からある程度の信頼を得られて、製品であれサービスであれ、自信をもって売り込むことができるのだ。
↑人を動かす2:デジタル時代の人間関係の原則(198ページ)
単に抜き出すと、尖った表現にも見えますが、豊富な実例と前後の文章で、なぜそうなのか、教えてくれます。一般的にはリーダ、責任者、経営者などが読むような本なのでしょうが、爺には関係ない…となりそうです。しかし、人が自覚的に行動するのに、他人としてどうかかわるかヒントがいっぱいある一冊、と思えば、なかなかに印象深いものでもありました。