将棋界の方です。「直感力」という題に、不思議な感じを受けました。将棋にしろ囲碁にしろ、読み切るものではないかと思うのですが…どうやら、そうでない道があるみたいです。
182ページあたりに、つぎのようなことがありました。
(略)自分で責任をもって判断する姿勢をもっていないと、自分で望んでいない場所へ流されていく可能性もある。(略)たくさんの情報が入手できるのであれば、それを活用するのもいいだろう。(略)自分なりの価値基準を決めて取捨選択することが必要になる。(略)それは世間でいう有名どころという意味でのブランドかもしれないし、(略)身近なこの人が行っているから信用できるとか、自分にとって価値のあることを発信している人に重きを置くとか言ったことだ。(略)とりあえず「量」を見ることもある
- 作者: 羽生善治
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2012/10/16
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本職の将棋、若いうちは、読んでいたそうです。だんだんと読むより、感じでいくつかの手から選択するという流れができるみたいです。
一定の経験や蓄積が、読むという作業を直感が代行できるというか、面倒なエネルギーをつかわずとも、感じることができるようになるというようなことかと思いました。
爺的には、量の変化が質の変化に転化する、というような妄想になるわけでありました。
電子書籍Kindle版もあるようです。