ネット徘徊してましたら、共同通信配信の記事を東京新聞のサイトが ”志賀原発は「活断層の可能性」 25年前に専門家指摘”ととりあげていました。
志賀原発は「活断層の可能性」 25年前に専門家指摘 2012年12月7日 18時30分
北陸電力志賀原発1号機(石川県)の直下を走る「S―1断層」に活断層の疑いがある問題で、旧通産省が1987年に現地調査した際、専門家顧問が「(岩盤の上の地層が)堆積後に段差が生じた」と指摘し、活断層である可能性を示していたことが、原子力規制委員会が公開した資料で7日、分かった。
指摘は安全審査結果に反映されず、S―1断層の問題は、旧原子力安全・保安院の専門家会議が今年7月に「活断層の可能性が高い」と認めるまで約25年間放置された。規制当局の安全審査の不備が問われそうだ。
活断層と判断されると、廃炉を強いられる可能性がある。
(共同)
一方、毎日新聞では、"志賀原発:破砕帯「12万〜13万年前以降に活動せず」" として、北陸電力の報告を取り上げています。
志賀原発:破砕帯「12万〜13万年前以降に活動せず」 毎日新聞 2012年12月07日 19時26分(最終更新 12月07日 20時04分)北陸電力は7日、志賀原発1号機(石川県)の直下を通り、活断層の可能性が指摘されている「S−1破砕帯」について「少なくとも12万〜13万年前以降の活動は認められない」とする中間報告を原子力規制委員会に提出した。来年6月までに最終報告をまとめる。
現行の指針では、「12万〜13万年前以降に活動し、今後も活動する可能性のある断層」を原発の耐震上考慮すべき活断層としている。しかし、規制委はこれを約40万年前までに広げる方針を示しており、S−1が活断層かどうかを巡ってはさらに議論が続きそうだ。
北陸電によると、土壌分析の結果などから、S−1の上の地層を12万〜13万年前より新しい時期に形成されたと推定。ここに変形の痕跡がないことから、最近の活動性を否定した。【西川拓】