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母親の入院費用

本日、母親の入院費用を払ってきました。10月分です。
救急車で運ばれ、「超急性期」に対応した治療をしていただき、DPC包括点数により主だったものが算出されていました。
この「DPC包括点数」は、「診断群分類包括評価」の根拠となる医療費算定方式で、入院1日あたりの定額支払い制度でDPC/PDPS(Diagnosis Procedure Combination / Per-Diem Payment System)と呼ばれるもののようです。この結果、投薬、入院などの費用が個別に計算されず、定額×日数などで費用計算の基礎、つまり点数になるようです。
いただいた診療明細書を見ると確かにクスリをはじめ検査費用などはかかっていません。それに続く「リハビリ」の費用は出来高(≒仕事量)で計算されていました。
後期高齢者である母親の10月分の費用は、65%がこのDPC包括点数によるものでした。
保険対象額に対する個人負担はその2.1%程度でした。収入に関係しての支払い上限額によるものだろうと思います。保険対象の「生活・食事」に関するものの負担は約40%でした。トイレに行けないため「おしめ」が現在必要ですが、これは全額負担でした。入院原因に由来しトイレに行けないわけで、なにかちょっと「おしめ代」が全額負担というのは、矛盾のようなものを感じます。せめて、保険対象になればいいな~と思うのです。
この間にかかった病院算定の総額に対し、個人の支払額は約3.6%で、もし、全額負担だったら、もうお手上げというような状態です。なんとか払える範囲の金額になっていますので、保険があることはやはり大切だと思います。
そして、妻と話すのは、父親が入院したときとの費用の違いです。父親の入院は肺炎でしたので症状が異なりますが、庶民感覚でいうところの「その他」に関係する費用がかなり多い請求の病院だった、という印象があります。どちらの病院もそれなりに「成立」しているわけですから、素人が少ない経験からあれこれ言うのも不十分なこととは思いますが、実際に懐が痛む現実と、治療の進行具合などを横目でみながらの、まあ皮膚感覚とでもいうのでしょうか…。
「A病院は高いね~」「B病院なら、なんとかうちの家計でも払えるか…」などという野暮ったい話になるわけであります。
母親の入院はまだ続きます。健康であってこそ、と思うとともに「健康保険」は大切だな~としみじみ思うのでした。