Illustratorなどだと簡単な、円同士を外接させる作図を、Wordでやってみようと思います。
イラストレータ:キーオブジェクトを軸に間隔ゼロで揃える
緑色部分は大きい円の一部です。悪しからず。
どちらを「キーオブジェクト」(この場合、動かない方の円、ということになります)にするかは条件によって決めればOKです。今回は小さい方をキーにしましたので、外周の青色の表示が太くなっています。
でもって、間隔をゼロにして実行すると、緑色の円が赤色のそれに吸い寄せられ間隔ゼロの配置を実現できます。大きい円の中に配置しても同じ結果になります。前後関係はどうでもいいのですが、垂直方向の中心に揃えると、二つの円はキッチリ接する、ということになります。
Word2007:グリッド吸着を利用して揃える
二つの円を外接させる方法はいくつか考えられます。目分量、という方法を排除すると、大きさを前提として移動量などを計算し、外接していることになる、という方法も考えられます。
Wordには、キーオブジェクトを選択する、という機能がなさそうなので、グリッド吸着、という機能を利用するのが、矛盾がなさそうです。
グリッド吸着は、適当な位置にオブジェクト(図形など)を置けば、その位置から一番近いマス目に吸い寄せられる、というような機能です。
上の図で、点線の状態が右下から移動してきたらピタリと接する線に吸着した状態で、カーソルの押し込み状態を解き放てば、点線の位置に小さい円が移動します。
後は、中心線を合わせる(この場合は垂直方向に芯が揃う)と、二つの円が外接することになります。
グリッド吸着の準備は以下の手順。数字は適宜…。