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HTML5:廃止、変更になったHTML4のタグ

HTMLとCSSを中心に、一昨年暮、近くの公民館で6回の講座を行いました。いよいよ現実のものになっている、それと、当時の見通しとは異なった内容もある、など若干補足が必要な状況があります。講座当時の方が以前のブログを伝い、このブログを見ておいでなら、ぜひ、気に留めていただきたいと思います。

当時は、HTML4.01、CSS2を中心にお伝えしました。さらに、HTML5、CSS3が到来することも最後にちょっと付け加え、勉強をお勧めしたのを記憶しています。現在の状況は、HTML5、CSS3とも策定中ですが、インターネットブラウザ、例えばie9、chromeなどが多くの機能をとりいれていることから、普及している、という段階です。機能面でも多くの改定が行われました。今回は、HTML5になって廃止・変更されたHTMLタグの主なものを、お伝えします。

  • いわゆるフレーム関係のタグ(frame, framset, noframes)が廃止されました。TAKAの見通しでは全廃かと思っていましたが、iframeは残りました。amazonの画像付アフィリエイトなどはこれを使っていますね。
  • big、center、fontは廃止されました。文字拡大、中央揃え、表示フォントは、HTMLがになうべき文書構造ではないということで、装飾を分担するCSSが担うことになるのかと。また、smallは、文字縮小という使われ方でしたが、但し書きや注釈に使うタグとしてHTML5でも使われることになりました。
  • 強調につかっていた、b、strongは、bが意味の重要性を持たせず単に太文字表示に、strongは内容的に重要な意味の箇所を指すようになります。strongは入れ子構造にでき、重要さを一層高める使い方もできます。emもstrongと同様の働きをします。見出し1-6、em、strongの大きく分けて3種類の重要さに関係するタグがあることになります。どのタグがどのように強いか、TAKAには現在不明です。
  • hrは、HTML4.01の時は配置すると横線が表示されました。HTML5では、段落の区切りということで、用途が明確にされたため、視覚的に横線を入れる、という使い方ではなくなりました。
  • そのほか、address、i、などのタグの使い方が変更になっています。とりあげた以外にも廃止になったタグがあります。
  • XHTMLでは空タグの最後には「/>」のように終了前にスラッシュを入れることとして、XML的要素を入れるなら、HTML5も同様になるのではないかと予想しましたが、これは空振りに終わりました。具体的には、img、hr、brがよく出てくるタグでしょうか。また、タグに使う文字は大文字でも小文字でもOKとなりました。これも小文字に統一されるだろうという予想は狂いました~。そのほかプロパティを「”」で囲まなくても良い例、開始タグ・終了タグを省略する書き方も残されました。

HTML5になって書き方がシンプルになったもの、divなど構造をしめすタグが、header、nav、article、footerなど、より名称からも使い方が明確なタグが用いることができるようになったこと、h1がページ先頭で1回だけ、というこれまでの一般的使い方が、柔軟に用いることができるようになったこと(単に何回も使えると誤解しない方が良いかも)、ブロックレベルのタグにもリンクを設定できるようになった、プラグインなしで動画を使える、SVGCanvasでHTML機能として描画できるようになった、などなどをHTML5の特徴としてあげることができます。

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