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AcrobatX:PDFの画像削除

Windows10を使っています。古いんですけどAcrobatはXバージョンを使っています。

公開PDFの一部を削除したい…と

ネット上に公開しているPDFの一部を見えないようにしたい、というご相談がありました。
普通であれば、PDFは編集できないことを前提に、元本となるPDFを作る前の状態(例えば、Word、InDesignIllustratorなど)から作り直し、その結果物をPDFとして作成した後、公開しているPDFと差替えるというのをご提案するのですが、どうもそれができない、ということなのでありました。

PDFをネット上からDLしAcrobatXで開いてみると

公開中のネット上のPDFをDLしてAcrobatXで開いてみると、普通のPDFでした。特段セキュリティもかかっておらず、画像は画像、テキストはテキストとして作成されていました。
なので、それぞれが部品として「生きている」状態であります。

画像が見えないようにする手法を考えてみる

AcrobatXで上に黒い塗りつぶしをパッチする

いわゆる「黒塗り」状態であります。そういったことを作業します。これだと画像はPDF上に残っていますので、選択・抽出される、という流れは容易に想像されます。

AcrobatXで、パスワードをかけ選択抽出できないようにする

テキスト、オブジェクトなど「部分」を選択・抽出ができないようにパスワードをかける、という方法もあります。でも、PWがやぶられればそれっきり…

AcrobatXで、「墨消し」機能を使う

AcrobatXには「墨消し」という機能がついていて、いわゆる「黒塗り」状態を電子的に実現したうえで、その下にあるテキストを削除する、という機能があります。これはうまくいきましたが、画像(≒オブジェクト)はどうもうまくいきません…(ヨクワカラナイ…シクシク)、ということで、途中放棄。最新版のAcrobatDCではできるみたいなんですけどネ…。

IllustratorでPDFを開き編集する

DLしたPDFをIllustratorで開いて編集するという手法も使えました。セキュリティがかかってないので、比較的操作しやすいですね。ただし、使用中のPCに持ってないフォントがあったりして、ちょっと不都合…が予想されました。

AcrobatXの「コンテンツ」で画像を選択・削除

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↑AcrobatX:PDFの画像削除
「ツール」が入口です。
結局、Acrobatの機能を使うことにしました。上の画像のように、ツール→オブジェクトを編集→画像を選択→削除、という流れでした。そのあとの空白には、適宜注記を入れました…はい。