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喫煙の自由と、嫌煙の担保

全面禁煙撤回の大阪府庁、路上喫煙で処分検討へ : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
 大阪府の松井知事は15日の定例記者会見で、庁舎敷地内の全面禁煙を撤回し、9月中旬にも喫煙スペースを復活させることに伴って、路上喫煙などをやめない職員には処分も含めて厳しく対応していく考えを示した。


 全面禁煙は、橋下前知事(現・大阪市長)の意向で2008年5月に導入した。ところが、庁舎周辺の路上などで喫煙する職員が目立つようになり、住民から「マナーが悪い」と苦情が寄せられたため、禁止の貼り紙を出すなどしてきた。ただ、思うように効果は上がらなかったという。

(略)

今朝の「読売」ネット版に引用のような記事がありました。松井知事が好きなわけではありませんが、庁舎敷地内喫煙場所の復活を歓迎したいと思います。

企業敷地内喫煙が認められる方が、周囲にとってはありがたい

町内会区域を見回りしていると、吸殻が集中する場所というのはある程度限定されます。健康を標榜する企業などの場合、敷地内禁煙で、企業の姿勢をPRしたい、ということなんでしょうね。そのお気持ちはわかります。

次のようなことも言えるのではないかと思うのです。

  • 清掃コストの切り下げ
  • 喫煙場所廃止で、スペースの有効活用
  • 敷地外への喫煙誘導
  • 喫煙による労働時間消費の抑止

などなど…。結局、企業利益に結びつかないと判断されることは外に放り出す、という部分もあるのだろうという爺の感想です。

「読売」が伝えるように敷地外が汚れていくのです。これは、吸殻回収をしてみるとよくわかります。A3事業所の場合、お客、出入り業者、職員、ともに敷地外で一服し、という場面をよく見ます。これが、敷地内でその場所があれば、外にはでてこないだろうに、と爺はある意味、企業の論理に反感を持ちつつ、吸殻を回収する、ということなのであります。A3事業所が、周囲の吸殻回収に消極的、とは思っていません。他に比べればよく清掃していると思うのですが、それでも、周囲はその通勤路でもありポイ捨てたばこはあるのだ、ということです。

健康のため喫煙習慣が良くないというのは、それとして、喫煙それ自体が法律違反というわけでもありません。それなら、「企業」が、それを他人に迷惑をかけないよう確保するのも、「社会的存在」とPRする立場からは、ある意味求められることではないのかと思います。

敷地外に押し出すことで、経費節減、禁煙が進んだ、ということでOK、なのか?

「A3」は、特定の企業を爺が勝手に記号化したものです。紙のサイズではありませんので悪しからず。