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山から水路を伝って流れてきた砂利は誰の物

昨日、日南町から電話がありました。TAKAは日南町に家があり、水路の砂利が段々と宅地に積み上げられているので、どうしたものかと、4月28日に電話で相談した回答を伝えてくれたものです。

水路の砂利は誰の物

後背地は山です。砂防ダム、砂利道などがあり、建設省が設置したコンクリU字溝の水路が宅地の北側を流れています。
その水路、上流から砂利などが流れてきます。勾配が緩くなるTAKAの宅地あたりで水路に砂利が溜まります。水路は、農業用水として使われており、溝浚(さら)いは、当然にして行われます。
問題は、その浚った砂利の行き先です。
TAKAの宅地に何年も何年も積み上がっているのです。

土地境界が見えなくなるまで積み上がった砂利

4月27日、日南町にある家に行ったところ、隣家との境界杭(私設)が見えなくなっていました。このあたりだったという記憶と勘を頼りにスコップで掘り返したら、見つかりました。
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水路の管理者が溝浚いした砂利をTAKAの宅地と隣地に積み上げた結果、境界杭が見えなくなっていたものです。

民民の問題なので役場は関係ない

役場の回答は、民民の問題なので、ということでした。その、対象となる「民」の名前は伝えてくれたものの、あとは自分で解決するようにとの主旨のようで、対象「民」へ問い合わせなどもしていないとのことでもありました。
締まりのない回答です。善処を求めました。

砂利が流れてこなくなるか、水路を使わなくなるまで宅地に積み上げられるの?

砂利は水路を伝ってTAKAの宅地沿いで滞留し、管理者(民)による溝浚いの結果、TAKA宅地に積み上げられる、という流れです。
TAKA宅地に積み上げられた砂利は、TAKAの意思とは無関係にそういう状態になっています。現実にそうせざるを得ない側面もある程度理解できます。しかし、山とTAKA宅地とを比べると、山が圧倒的に大きいわけで、これからも積み上がっていくことを黙って受け入れていくしかないのか、という疑問が当然にしてわいてきます。
そもそも、宅地に積み上げられた砂利は誰の所有物なんでしょう。
農業用水路ですから、農業団体がその保全に努めるのは当然のことです。その結果、水路から浚った砂利を、TAKAの宅地が引き受けないといけないものかどうか…ここは真摯に関係方面に検討してもらいたいものです。

こういう時こそ役場の出番でしょう

対象となる水路は建設省が設置したものです。農業団体が農業用水路として管理使用しているそうです。民民の問題という仕切りを入れると、町役場は関係ないことになりそうですが、本当にそうでしょうか。
農業が主要産業の一つである日南町です。TAKAのように普段日南町で生活していない宅地の所有者ということもあります。TAKAは農業生産に必要な設備や関連作業の中止を求めているわけではありません。むしろ、発展してほしいと願っています。
産業発展と土地保全の両立の道を一定程度調整できるのは役場ではないでしょうか。建設省・日南町住民・農業・土地所有者・水利・自然と人為、などが複雑に絡んでいるように見えます。
TAKAが、「溝浚いの砂利を宅地にあげないでくれ」「水路はオーバーフローして宅地に入らないよう管理してくれ」と対象となる農業団体に直接伝えることが、真の解決になるとは思えないのです。農業団体も必死で農業をがんばっているわけで、できることは応援したいと願っています。