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京都民報:関電「電力不足予測過大だった」 大飯3・4号機の3倍増 (2012年8月11日)

関西電力が夏場の電力需要ピークをのりきるとして、7月から大飯原発3、4号機を稼働しました。そして、およそピークであろう時期が過ぎたと思えるようになったところで、TAKAは、どこかが、その想定と実際がどうだったのかレポートしてないかとネット徘徊をしたのでした~。
その結果、京都民報が図解入りで記事を掲載していました。

京都民報:関電「電力不足予測過大だった」 大飯3・4号機の3倍増 (2012年8月11日)
夏場の電力不足を強調し、大飯原発3、4号機(合わせて237万キロワット)の再稼働を強行した関西電力。電力不足の根拠とした電力需給予測(5月発表)と、今夏の実測データを比較すると、約700万キロワット(供給400万キロワット、需要300万キロワット)、大飯原発2基の3倍もの電力が増えていたことが分かりました。この問題を指摘してきた「気候ネットワーク」(浅岡美恵代表)は、「省エネ・節電が進む中、再稼働しなくても夏は乗りきれた。関電原発を止め、本当のデータを公表すべき」と批判しています。
データは、関電が5月19日発表した「今夏の需給見通し」と、7月1日~8月6日までに発表したデータを比較したもの。
供給の内容では、揚水発電が223万キロワット(予測)→448万キロワット(7月6日)、他社・融通電力644万キロワット(予測)→742万キロワット(4日)、水力203万キロワット(予測)→285万キロワット(7月17日)と、合わせて405万キロワット電力供給量が増えています。
電力需要では、2987万キロワット(予測)としていましたが、実際の最大需要(4日)は2681万キロワットと、306万キロワットも下回っています。
また、関電側は需要予測データを「2010年並みの猛暑」と設定していますが、今年の猛暑日(35度以上、6日まで)は13日間で、10年の14日間とほぼ同等の「猛暑」となっています…(略)…

関電の予想、2010年の猛暑並みを前提とした需要は2987万kwだが実際には2681万kwで、約300万kw需要減少があった。供給では、予想時最大2542万kwだったが、実際には原発を除いても2946万kwで約400万kw増加した。ピーク時の需要・供給比は、原発を除いて約91%、原発を入れると約84%となったのが現実です。
節電・省エネが社会意識としても定着してきたということもあって、関西電力の予想は結果的に外れている、といわれても仕方なさそうです。
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