頭の中には綺麗な水面の反射が残っているのに…。
↓とったままの画像です…。
実際に写ったのは水面がざわついてて、とてもそんな感じはない…。となると、無理にでも、と思う。悪だくみの登場です。
↓わずかに水面反射、黄緑の若葉の部分がカンジが出てきたでしょうか…。
↑このときつかっているのは、水面から上の部分の黄緑色の木をふくむ長方形の範囲をコピーし新規レイヤーに貼り付けたうえ、上下逆転させ水面上に移動。その後に透明度を調整したり、ボカシ、波紋、風などのフィルターを使い、実際の水面と違和感ないように処理します…。もちろん、レイヤーそのものの性質もコントロールします…。
見ている角度との関係で、水面の黄緑の部分は上下方向が少し詰まるのかと…。
そして、いくつか調整した結果が下の二つです。
↓水面の反射部分の上下を縮めてないので、ちょっと違和感が…。さらに映り具合がイカニモ…という感じが…。
↓水面に反射している部分の上下を縮め、少し別の効果を足した結果が下の画像…。水面反射の部分が濃い、と大部分の方が感じられることと思います。
さて、どれが頭に残っている印象風景と近いか。はたまた矛盾が少ないか…。
まあ、こういう技法に頼らず、風が無く水面が穏やかで、太陽の位置もバッチリ、雲も適切な位置にあって、青空がバッチリ水面に、などという本当の場面をじっくり腰を据え、コーヒーなど淹れながら待つことができるような身分になってみたいものだと…シクシク。
↑ひとまず、15分ほどでこんな結果に…。
↓改めて、撮ったそのままの状態の画像
水面、黄緑色の立体感、遠方の山の様子、空の調子…明暗の限られたなかにすべての要素を漏らさずに表現するというのはなかなか難しいことです。どこに目を付けたのか、絞り込んだり、画面から外したり(トリミング)など、作業はまだまだ続くんでしょうね…いわゆる「作りこみ」「作品作り」などということなのかな…すると「写真てナンダ…?」ということになるです。使用目的に合わせて、適切にパソコンを使わなくては、と思います。
なお、フィルム時代でも、一部を濃くしたりするという技法はありました。どこまでがどうなのか、なかなか判断がむずかしいですね。「使用目的」を誤らないことがやはり大切なのかと…はい。