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世界「勘」:爺婆のリアル世界は縮小し、若い世代のネット世界は膨張

この記事は、爺の勝手な世界「勘」で書いています。良い子のみなさんは、大人といっしょに見てくださいね。人間が現実世界で一生を送っていることは自明です。ネット世界もそれを前提に成立しています。しかし、爺婆には、ネット世界がよくわかりません。それを読み解くキーワードみたいに思いついたのが記事見出しです。


2012年10月調査:スマホ利用率は39.9%(impressR&D)

この調査を見ると、スマホ39.9%、Facebook38.7%、Twitter37.9%の利用率になっています。スマホの利用率を、年代別にみると、20代の男女でおよそ59%、60代以上男性16.8%、同女性12.4%です。つまり、若い世代はどんどんスマホを使っていて、爺婆はガラケー(日本型携帯電話)どまりになっている、という状況が鮮明に映し出されています。そして、爺婆は若い世代より余命が少ないのが一般的ですから、冒頭の記事見出し「爺婆のリアル世界は縮小し、若い世代のネット世界は膨張」という具合いに爺は考えました。
スマホの利用内容では、メールと通話の計は42.2%です。ガラケー69.5%と比べると、その他の利用(ブラウジング、SNSなど)が大きくなっているのが容易に読み取れます。

日本のソーシャルメディア人口5,060万人(前年比143%):impressR&D

爺婆がスマホを使わないのはそれなりの理由があったり、ガラケーで用が足りていると思ったり、いろいろです。でも、平均余命は若い世代よりは少ないのが普通です。さて、それで、このあと5年、10年したら…。はい、やはり、冒頭の記事見出しということになりそうです。爺婆の知らないネット世界は膨張している、のです。

ネット利用生活、というのがフツーに


ネット通販は、スマホの普及で利用増加のようです。市場規模は、2002年度・2兆6300億円、2011年度・5兆900億円に膨らんでいます。デフレが続いているにもかかわらず、ネット世界がリアル世界の消費を取りこんで規模を拡大していると考えても良さそうです。

また、ネット利用時間も伸びているようです。「調査によると、10歳以上のインターネット利用時間は1日あたり39分だった。これは、インターネットを使ったことがない人も含む総平均値で、前回の2006年(平成18年)調査の25分と比較して約1.5倍」(INTERNETWATCH記事2012-12-25)で、ネット世界での消費時間が増えているのがわかります。そして、スマホ利用者も増えている…。やはり、記事見出しのように見えてきます。
ネット上の流通情報はどんどん増えています。「確実に増加し続けるデータ通信量 ⇒ 背景にはクラウドとSNS」「急速に増えるモバイルでのデータ通信量 ⇒ 最大要因はスマートフォンの普及」(Big Future From Small World記事2012年3月23日)という調査からも明らかなようです。

パソコンオタク=世界の辺境、スマホ使いの若い世代=ハワイ


リアル世界では煩わしいことがいっぱいです。ネット世界は税金もありませんし、心通える(と思う)友人を見つけ出すこともできます。
リアル世界とネット世界を自由に行き来する若い世代の暮らし方がフツーになるのだろうと思います。道具はひとつ、スマホです。
爺婆の知らない世界、まあ、それは、世界の辺境に旅行する、という例に置き換えてもよいのですが、そこに行く価値を理解している(と思い込んで)、団体旅行をした…そういう時代があったわけです。その辺境に行かねば生活ができないという状況はどこにもなく、要は爺婆自身がそれを欲して実行するかどうか(≒旅行会社に踊らされる、というのもある)がポイントなわけです。その辺境に行かない(≒行けない)ほかの爺婆の日常生活にはほとんど何の関係もありません。せいぜい、旅行の自慢話を聞かされるという時間消費を覚悟するくらいのものです。
この例を、ハワイと置き換えると、俄然、行ったことがある人も増えますし、あったかくて良さそうなところ、という誘惑がはたらく(可能性がある)と思います。
パソコンオタク=世界の辺境、スマホ使いの若い世代=ハワイというような図式でしょうか。そのうち、ガラケーの爺婆=・・・・あわわわ、これ以上は書けない。
さあ、ハワイに行ってみよう、(それが大切)と思ったら、切符を手配するです。同じように、スマホの先に若い世代がすでにいっぱいおる、と妄想したら、そのために必要なのは、ええ、スマホです。道具が無くてはどうしようもないのです。
まあ、この記事をふくめ最近の記事は、爺自身がガラケーからスマホへ脱皮するための、理由づけみたいなもんなんですけどね…ビンボーはつらいです。まず、リアル世界で生活してこそですからね。ネット世界に楽しいことがある、そこに多少のお金は使わねば自分の人生がなにかもったいない…などと思い込んでしまうとか妄想するとか…。
[追伸]「パソコンオタク=世界の辺境」は、悪い意味で書いてません。説明には“「PULL」の哲学 時代はプッシュからプルへ―成功のカギは「引く力」にある
”(主婦の友社)にでてくる「知識のフローは、エッジでこそ大きく花開く」(p63)などに触発され、爺だとどう書くかな~、というようなことなのです。余計にわからんようになったかも…反省。