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高橋乗宣・浜矩子著:2013年世界経済総崩れの年になる!

2013年世界経済総崩れの年になる!」を読みました。ひとつの「論」であるということで…。
グローバル化の進展でヒト・モノ・カネが容易に国境を超える現実があり、中央銀行のチカラが国外に及ばないので、政策に力が無くなっていると見ています。
互恵主義が大切でWTO本来の機能のような考えが大切であろうとし、「里山資本主義」「埋蔵文化財」発掘が日本の閉塞状況を、これら「地域資源」を活用してなんとか道を見つけようと訴えかけています。もっとも、「埋蔵文化財」はいわゆるその名のものではなく、産業を活発にする埋もれた何か、を指すというようなことですけども…。
ドル安、元安、そして1ドル50円の可能性とあわせ、日本におけるハイパーインフレの可能性にも触れています。
どう読むかはそれぞれの読者のご自由、というところでしょうか。
爺は、世間や政府が言う、「持続的発展」「インフレ2%」が必要なのだろうかというボヤッとした問題意識からこの本を読みました。地球は狭くなり、環境問題も起こっています。そのようなとき、「発展」という考え方が、地球や人類の行く先を明るく照らしてくれないかもしれない、とボヤッと思うのです。もちろん、地球上にはもっともっと「発展」の恩恵を受けた方が良いだろうな~と思える人たちも多くいることでしょう。また、人間そのものが改良とかいうようにいわゆる「発展」をとげることで地球上に大きな勢力を持つにいたった生き物でもあるという、元々を考えると、にわかに否定しがたいものでもあるようです。しかし、地球はすでに十分小さいというべき時代に突入している…。