ふりこめ詐欺

いえいえ、爺が電話経由でふりこめ詐欺にかかったという記事ではありませんので、ご心配なく。ただし、明示しているのは「電話経由」ですから、それ以外の何かがあったのかもしれませぬ…さて、その真相は…。え？　じらすなと…。
英語で「詐欺」を引くと、

fraud　詐欺, 偽造, 詐取, 偽物, 贋作, 贋造
swindle　詐欺, 詐取, ぺてん
overreach　詐欺

以上3つがGoogle翻訳で示されました。え？　それが何の関係があるのかと…。
実は、実の妻から詐欺のかもにされているかもと…。いえ、もちろん、言葉のあや、冗談ですよ…。決して、詐欺にあっているんじゃなくて、妻が、声が枯れていて、急にお金が必要になったと電話してきたんですよ。そして、自分がお金を受け取りに行くからと……。違います！

奥さんは、振込先がＴＡＫＡ名の預金通帳を示し、これを年金の受取口座にしようね、というのです。ま・まってくれぇ～、爺が管理している口座じゃなくて、奥さんが管理している口座の方へ、わずかばかりの年金が振り込まれ、爺のところへは、年金は来ないのか……シクシク。

年金の請求手続きがまあ面倒なわけです。爺の場合、共済組合年金、厚生年金のふたつの手続きが必要なのです。はい、奥さんが、ここと、ここに名前を書いて、生年月日を書いて、と次々とお指図くださいますので、あまり悩むことなく進行しております。あ～これで年金をうけとるというのが、少しは実感がでてきたな～と思った矢先の、奥様がご指定になる預金口座……という流れです。
抗うことはできません。爺は、言われたとおりに字を書き印を押すのみです。
なので、目の前をゲンナマがとおることなく、奥様が管理されている口座へ…はい。60歳までの掛け金は何だったのか～、と。国と奥さんがグルになって振り込め詐欺をしていたという構図だったのかと…ホンノ、ええ、ほんの一瞬なのですが思ったです。世間の厳しさ、日本経済の厳しさをこえる、家庭内経済の厳しさが寒空の下こたえる還暦のこのごろ…シクシク。