pagetaka

写真、PC、ネット、岡山、旅の話題をお届けします

XAMPP:ApacheをつかってHTTPサーバーを立ち上げる

XAMPPという便利なものがあって、Apacheなどを自動的にWindowsPCに組み込んでくれます。この結果、順調に行けば、XAMPPアイコンをクリックするとApacheなどが自動的に動いてくれるはず…、ええ、はずです。
しばらくいろんな設定で試しておりまして、関係するファイルの存在などにつき脳みそが少し整理できたので、備忘録としてUPします。耄碌爺のことですから思い込みなどによる間違いがありましたら、教えてくださいね~。

自PCで架空ドメイン設定し閲覧、に挑戦…

  1. XAMPPをインストールした爺のPCは、Windows7(64)で、ドライブC直下にXAMPPフォルダがつくられるという、既定の流れでインストール実行。
  2. XAMPPインストール時にデフォルトで準備されるさまざまな設定はそのまま(のつもり)です。
  3. この記事の中心は、自PCのネットブラウザから、自分で設定した架空ドメイン名(www ≒http://www/)の閲覧を成功させること。(他PCからはちょっと別の作業が必要。いずれ、いつか、どこかで…あやふや…)
  4. 設定に関係するファイルはふたつ。hosts(所在 /Windows/System32/drivers/etc/hosts)、httpd-vhosts.conf(所在 /xampp/apache/extra/httpd-vhosts.conf)、です。
  5. 公開用に設置するフォルダは「wxy」とし、デフォルトで公開URL対象になぅている(はずの)、/xampp/htdocsフォルダのなかにつくります。はい、普通のフォルダ作成要領とおなじです。つくっておいてくださいね~。目標は「http://www/」と入力したら「wxy」の中を閲覧できるようにすることです~。ただし、自PCからですけどね…。

自PCのIPアドレスを得る


普段はDHCPのご利益で自動的に割り振られるプライベートIPアドレスですが、サーバとして使おうと思ったら、固定してないと不便なこともあります。元にもどす方法ともども覚えておきましょうね~
でも、LAN内の接続構成が変わらない場合は、固定しなくてもいつも同じかな…ということもありますが…はて、さて。
自PCのプライベートIPアドレスは次のような手順で確認できるです。

  • [スタート]-[コントロールパネル]-[ネットワークとインターネット]-[ネットワークと共有センター]

f:id:PageTAKA:20120917121326j:plain

プライベートIPアドレスはコマンドをタイプして知る方法もあります。

この、プライベートIPアドレスは、(およそ、普通、大概)192.168.xxx.yyyとなっていて、同じ有線LANグループ内のPCはxxxが同じ数字に(普段は)なっている(はず)です。yyyは自PCの番号になります。xxxとyyyをメモするです(1桁、または2桁数字のときもあります。頭に0を付けません)。蛇足ながら、それらを自動的に割り振るのがDHCPの役目です。

hostsファイルにDNSサーバーみたいな役割を負わせます


hosts(所在/Windows/System32/drivers/etc/hosts)は、自PCでDNSのような役割を果たしてくれます。IPという数字とドメイン(今回は架空)との関係表というようなものかと…。

  • hostsファイルをテキストエディタで開きます。
  • hostsファイル内の「127.0.0.1 localhost」という部分を探します。普段は最後のあたりにある(はず)です。発見したら、改行し、次の行から作業します。
  • 今回、自分が勝手に予定する架空ドメイン名(www)は次のように設定します。「192.168.xxx.yyy www」(xxx、yyyは先にメモした自PCの具体的な数字)と入力します。これは、たとえば xxx=11、yyy=6つまり「192.168.11.6 www」としたら、http://www/ とネットブラウザでURLを入力すると、自PC内の関係場所(httpd-vhosts.confで設定)の閲覧をする意味になる(はず)です。
  • hostsファイルを保存します。

httpd-vhosts.confでVirtualHostを設定します

  • httpd-vhosts.conf(所在 /xampp/apache/extra/httpd-vhosts.conf)をテキストエディタで開きます。
  • 次のように、localhostのVirtualHostを設定します。あらかじめ#がついて(注釈行、コメント行になっている)用意してあるのが最後の方にあるかと思いますので、#を削除(#が2個あれば2個とも)して書き直すなどしてもOKです。(ここの設定は深く考えないでください…)
<VirtualHost 127.0.0.1:80>
   DocumentRoot "C:/xampp/htdocs"
   ServerName localhost
</VirtualHost>
  • 次のように、http://www/ が閲覧できるようVirtualHostを追加設定します。「wxy」というフォルダは「http://www/」が呼び出されたら反応するよう設定しますよ~というような意味かと…。
<VirtualHost *:80>
    DocumentRoot "C:/xampp/htdocs/wxy"
    ServerName www
</VirtualHost>
  • httpd-vhosts.confを保存します。

ここまでで、架空ドメイン(www)を使う条件ができました(本当かな~不安だな~……)。なお、httpd.confファイル(所在 /xampp/apache/conf/httpd.conf)は、Apacheサーバ設定の基本的なファイルですが、今回は、デフォルトのまま使用します。

Apacheを立ち上げます


httpサーバであるApacheを立ち上げるために、XAMPPを立ち上げ、そのコントロールパネルから、ApacheのStartアイコンをクリックして稼働します。StratがStop表示なるとともに、Apacheの文字の背景が緑色になっていれば、無事動いていることにります。そうでないときは、httpd-vhosts.conf(所在 /xampp/apache/extra/httpd-vhosts.conf)で何か設定間違いとか、#削除漏れとかがあったのかもしれません。そのほか、セキュリティソフトとの関係もありそうですが、爺にはわからんです。

f:id:PageTAKA:20120917150635j:plain

ネットブラウザを立ち上げ、http://www/を試すです


Apacheの設定完了、XAMPP経由でApache稼動OKとなったら、いよいよインターネットブラウザ(IE、FFなど)で目的のhttp://www/で閲覧ができるかどうか…。
あ、その前に、C:/xampp/htdocs/wxyフォルダの中にindex.htmlを適宜内容で書き込んで置いてくださいね。
そして、わくわく、閲覧です。
f:id:PageTAKA:20120917151726j:plain
爺の自PCでは上のように成功でした~。

LAN内の他PCから、架空ドメインで閲覧


他PCにあるhostsファイル(所在 /Windows/System32/drivers/etc/hosts)に、「192.168.xxx.yyy www」(くどいですがxxx.yyyは、先にメモした具体的な数字に置き換えてくださいね~)という書き込みをするです…。
なお、IPアドレスであればhostsファイルの書き込みなくても、フォルダ「wxy」を閲覧できるです(例:http://192.168.xxx.yyy/
Apacheポケットリファレンス (POCKET REFERENCE)

Apacheポケットリファレンス (POCKET REFERENCE)

  • 作者: WINGS プロジェクト高江賢,山田祥寛
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2010/04/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 4人 クリック: 44回
  • この商品を含むブログ (8件) を見る



検索語:XAMPP,Apache,HTTP,web,サーバー,自サバ,デイレクトリ,仮想ディレクトリ,Alias,ドキュメントルート,DocumentRoot,Directory,VirtualHost,NameVirtualHost,仮想ホスト,Windows,2.4系,ServerName,ServerRoot,Allow,Deny