大きいマユミの木、赤い実がいっぱい。日南町で撮りました。
画像は本文と関係ありません。
妻「よかった、わたし」と突然車の中で
昨日は、西大寺から鳥取県日南町を車で往復しました。絶好のお出かけ日和でありました。
お弁当をつくり、水、コーヒーなどとともに車に運び入れ、午前６時半過ぎ出発です。片道160kmくらいでしょうか。
車検で代車を走らせたのですが、装備もヨサゲで走行距離も4,000km程度という、なかなかオニューな車でありました。奥さん、助手席でルンルンであります。
家を出て30分も走ったでしょうか。奥さんが、爺の方を見て突然「よかった、わたし…」と余韻たっぷりに言うではありませんか。
爺、とっさにいろんなことが頭のなかを駆け巡ったのです。
- 久しぶりのドライブで天気も良くて、奥さんルンルン。感謝の気持ちを伝えてくれたんだろうか…。いやしかし、感謝が行動に現れているようでもないが、いつもの「フリ」「クチサキ」だけなのだろうか、と。
- 結婚して長年経過。子どもは県外にいて、現在は還暦過ぎた二人の生活。ゆっくり流れる時間に感謝の念でもわいてきたのだろうか。いやしかし、ふたりともだいぶくたびれ、奥さんに感謝されるようなことは何一つできない爺に、…あるはずはない…。
- どこかのデパートのバーゲンにでも行って、掘り出し物でも見つけたのだろうか。それにしては、別に目新しいブツが周辺に散乱している風もないが…。ひょっとして、小さくて高価なものだろうか。ちなみに、妻の生まれ月は４月、誕生石はダイヤモンド…。でも現在１０月…ち・チガウヨネ。
そういえば、奥さんに宝石のプレゼント、してないなぁ～。貧乏ゆえに、いつもいつも奥さんの生活にシワが寄っている…シクシク。
- 結婚して幾星霜、やっと、ええやっとのことに、人品卑しからず、簡素を好み、簡潔明瞭、直截な、爺に惚れ直したのかな…。いや、そんなはずはない…。自分の妄想と、他人の品定めはだいたい食い違うモノダ…うん。
とかなんとか、運転続行…。
奥さん、改めて「よかった、わたし！」と
今度は、そのあとに少し説明がありました。
「車の運転でなくて…」
つまり、通勤時間帯も始まりつつあり、渋滞のなか運転を爺がしているので、自分は楽をできる。なので「よかった、わたし…」ということなのだそうでした。
前々日から学区運動会の準備、同本番お手伝い、朝夕の散歩、とかなりくたびれている爺であります。この際、「運転しようか？」のヒトコトぐらいあっても良さそうな爺の疲労困憊状態を横目に見ながら「よかった、わたし…」が余韻たっぷりに襲ってくるのでありました…。
午後８時を回り、無事西大寺まで帰りつきましたとさ…。
