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国勢調査:ネット回答用封筒(初期PW、説明)が開封で郵便受けに。封筒が受箱の外にハミ出ていた。

記事見出しのようなことが、ネット上でイロイロ問題点を指摘されているようです。

地元自治体での調査員との打ち合わせで、配布方法は徹底されたか

国勢調査員辞令、担当世帯の住宅地図などなどが配布され、2時間の打ち合わせが事前にありました。
岡山市東区内の調査員となった爺は、2時間という「打ち合わせ」は実は、自治体からの連絡事項、という内容で、「打ち合わせ」と言えたのかどうか疑問があります。
これまでのことはおよそ以下のところにまとめました。pagetaka.hatenablog.com

調査員に必要な用品は支給されているが、糊・セロテープなどはない

鉛筆、消しゴム、定規、懐中電灯、下敷き、バッグ、腕章など調査に必要な用品は国から支給されたようになっています。そのなかに、糊、セロテープなどはありません。つまり、開封状態でネット回答封筒は配布することが想定されていた、と考えられます。

実際、全世帯訪問配布し説明することが前提となっているので、密封が不都合なのは、その限りでは当然と言えそうです。

郵便受け配布の際の注意事項は徹底されていたか

面会できないとき、各戸ごとの郵便受けに配布してもOKであることは、総務省作成の「調査員のしごと」「調査の手引」などからも明らかです。
しかし、封筒が郵便受けからはみ出ないよう押し込むなどして、世帯の不安を発生させないよう注意するような文面は、爺が見た限りは無いみたいです。打合せ会でも耳にした覚えがありません…。ええ、爺ですから勘違いがあるかもしれませんけどね…。

調査員が、自前で糊などを用意する、という流れは「国のしごと」という性格上からも考えにくいことです。

爺は、元郵便局員です。現職当時、電話受けしたら、配達の仕方(郵便が郵便受けからはみ出ていたなど)についての苦情だった、というのが何回もありました。なので、今回の国勢調査の際、封筒が郵便受けからはみ出ないようにしました。
しかし、それで安心かといえば、実はそうでもないのです。郵便受けに鍵がかかってないと、開けることができますし、塀にとりつけてある郵便受けなど投函側はちゃんとなっていても家人がうけとる裏側はボロボロで、投函したものがそのまま地面に落ちる、などということもあるのです。

さて、どこまでが配付側の責任といえるか。配布の側には、配布した調査員、打ち合わせ会を主催した自治体、調査主体の総務省、いろいろですね…。

郵便受けからネット回答用封筒がはみ出ていた例が確認されている場所については、自治体が配布上の説明を、問題になっている点まで含め正確に行ったかどうか、このあたりがチェックの入口になりそうかと思います。

ネット回答用紙は、調査対象全世帯配布が前提

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↑事務日程、調査の手引き、調査員のしごと
↓全世帯配布を記した、「事務日程」部分
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ネット回答封筒全世帯配布は、徹底されていないと思います。
事前の準備で、ネット回答するかどうか尋ね、応諾した世帯のみネット回答用封筒を配布した、という例をいくつか知りました。明日(17日)から配布される「インターネット回答促進リーフレット」は、「(ネット回答用封筒を)配布した住宅や建物の郵便受けにいれるなど」することになっています。

これだと、当初、全世帯に配布せず、ネット回答希望した世帯にのみ「ネット回答用封筒」を配布した場合、促進リーフレットの配布は全世帯に配布しなくても良いということになりそうです。がんばって全世帯配布した爺みたいな調査員が…ネエ、いかにもなことかと…。

どうなんでしょうね。

国勢調査員の報酬は…

爺、これがよくわかりません。
報酬計算では、調査対象世帯数、ネット回答世帯数、書面回答数、面積、地況などイロイロあるんでしょうね。ネット回答を促進した方が報酬が良いのかどうなのかもよくわかりませぬ。

役所からの書面だと、(イロイロあるが)1調査区およそ○○くらい、というようなことだったかと思います。自治体から業者に頼んだ場合の単価と、町内会経由で頼んだ場合、違いが無いのかも気になります。一方は、労働契約的ですので、最低賃金との関係もありそうですしね…業者利益もみこんでやらないといけんでしょうしね…。ま、実際どうなのかはわかりませんが、そういうことが耳に入ってくる、ということです。

打合会はしっかり時間を取って質疑応答を保証してくださいね

イロイロな齟齬は、役所、調査員、世帯にとってうれしくもないことです。ネットで騒がれていることは、事前にある程度予防できることだと経験から思います。