pagetaka

写真、PC、ネット、岡山、旅の話題をお届けします

印刷:AM、FM、XMスクリーニング

家庭用のプリンタのおはなしではなく、印刷屋さんの印刷のおはなしです。

写真集の印刷にFMスクリーンを使うと

長年の友人が写真集を出したいとのことで、見本となる他人の写真集をTAKAに差し出しました。注目するのは印刷方式だそうで、「FMスクリーン印刷」(FMスクリーニング印刷)というモアレが出ない方式でなおかつ風景写真を主とする友人にとっては精細で発色がいよいというのがお気に入りのようです。

ネットで調べたら、AM FM XM と3種類あった

普通、写真を印刷するときは、175線とか言って「網点」で印刷します。これが「AM」方式のスクリーニングだそうです。それに対して「FM」は網点を使わず独特の形をしてます。「XM」は「AM」「FM」の両方をひとつの印刷で使うハイブリッド方式、ということみたいです。

TAKAは名称はおろか、網点以外の方式があるとも知りませんでした。

解像度の目安

ハイライトから中間の階調性がなめらか」「FMスクリーニングは同じサイズの小さいドットが分散している為、インクの皮膜が薄くて一定しています。そのため印刷の一貫性を維持することができます」なのがFMだそうです。

すると気になるのが解像度です。一般にAM175線で印刷するとしたら、350ppiの解像度でCMYKファイルを用意します(およそ目安として「1:2」といわれる)。FMの時はどう考えたら…。

ネットには、「高い解像度の画像(400~600dpi)を使うことをお勧めします。」というのもあれば「約600線、650線の渦巻状のスクリーン」等の説明がありよくわかりません。印刷物として最終的に決まる大きさから逆算して適切な解像度の画像を準備する、という作業、さて…。