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篠笛:孔の縁を削り込むと

最初にヒビをいれてしまった試作中の篠笛をイロイロ追加で工作し、音の出方を確認しています。

右指の音程はあっていたのに、左指の孔を開けたら右指の音が下がった…などという現象が起こっています。

イロイロ調べていくうち、元の篠竹の内径と、孔を開けた後に指でふさいだ時には、少し違いがあるのではないかと思いました。その結果、肉厚な篠竹だと、余分な空間ができ、音が低めになる…と妄想しました。

それで、指を孔に乗せたとき、内径に近づくよう、孔の外側縁を削り込んでみました。今回は、どうやら推測が当たっているのではないかと思いました。削り込んで指でふさいだのを周波数測定してみると、少し上がっているようなのです。

もっといろんなケースでチェックしてみなくては結論というようなことにはならないか…。

ということで、生乾き状態で、うまく乾燥したとしてもあまり使えそうにない材を使い、8本調子(C)の笛を取り急ぎ作ってみました。こういう竹は割れないですね~。乾燥が進んだのよりも工作しやすく、ヒビも入らない…シメ・シメ。

左指の孔を開けると、やはり右指の音が下がるようです。それで、左指の孔の表面を指にフィットしやすいよう削り込んでみました。音が少し上がり、予定の音に近づいた(≒上がる)ようです。

次の機会にも試してみて、同様の事なら、音の高さの調整と指のフィット感を増す作業を同時に行うことができるのかも~などと妄想しています。しかし、材が弱くなるよな~と心配も…。