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菓子容器

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長野県善光寺の刻みが見えます。

本日は雨降り。外で写真を撮るのをやめ、室内で物撮りの練習をしました。

この容器は、TAKAが長野にいたころにあったのではないかと思います。最低でも55年は経っていることになります。父母ともに1959年以降長野県東筑摩郡には行っておらず、TAKAも写真の容器を買った覚えがない、あわせて、確か子供のころ見た覚えがある、ということで、善光寺に縁のある買い物はしていないはずなので、55年以上経過…と思った次第です。

長野県東筑摩郡生坂村には、石炭鉱山がかつてあり、父親はそこで働いていました。坑道は麻積川の下をくぐり対岸に達していました。父親は、炭鉱事故にあって、黒い点(≒炭塵)が体にあったり、火傷の後遺症で皮膚がすぐ荒れるなどのことがありました。幸いというか、落盤事故などで命を落とすことなく、その後、クローム鉄鉱、石灰鉱山などで働き、TAKAを母とともに育ててくれました。

父親は、昨年6月、肺炎で亡くなりました。母親は、昨年7月に2度目の脳こうそくで寝たきり、会話などができなくなりました。この写真の菓子容器のことは、現に手元にあるという以外、かすかな自分の記憶のみです。

経年変化により、材の伸縮が異なったのでしょう、蓋と入れ物がぴったりとは合っていません。しかし、まあ、なんというか、長野県で生活した思い出の品のひとつです。