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InDesign:オーバーセットテキスト

本日も、InDesignでA4判の小冊子作成中です。PDFに書き出しをしようとしたら「オーバーセットテキスト」があるのだと注意が表示されました。

テキスト枠などに収めたはずの文字が、枠から溢れたり、その結果、一部または全部が見えなくなっている、というような現象だそうです。

段落スタイルの変更や、余分につまんでしまっていたテキスト枠などが引きずられて、文字フォント数を大きくする作業の影響をうけてしまったとか、原因はいろいろ考えられます。

いずれも、枠の最後あたりに、赤色で四角に囲まれた「+」が表示されますので、目視でも探せますが、ページ数が多いときは大変ですね。また、PDFに書き出すときに、「オーバーセットテキスト」があるというメッセージが出なくなればとりあえずOKですが…。

発見のための道具が必要な時があるのかもしれませんね…。

2015-09-26:追記

Wordに例えると混乱が広がるかもしれませんが。次のような感じです。
自分では1頁印刷したけど、白紙の2ページ目が出てきた。これは、いわゆる「文字」は収まっているのに、改行マークなどが次頁以降に押し出され(≒余分な改行が文末にいっぱいある…)、結果的に「白紙」(実は改行コードなどを含むが、当然のこととして「文字」は印刷されない)が出てくるという現象です。

Word例の1頁目をInDesignのテキスト枠/フレームグリッドなどと見做すと、2ページ目が「オーバーセットテキスト」になっている状態と言えるかもしれません。
「オーバーセットテキスト」≒「(表示可能な文字数を)超過してセットされた文字列」、ということなんでしょうね。枠からはみ出た「文字列」は見えない、消えてしまったようになる…。「+」の表示が点灯する。「フレームグリッド」を連結したら予想外の文字が復活したとかいうのは、「オーバーセットテキスト」状態で「見えない!」から、表示可能な枠ができ、人間に見えるようになった、ということかと思います。
InDesignであれば「テキスト枠」「フレームグリッド」に文字を流し込んだ時に、文字あふれとなれば即「オーバーセットテキスト」ですし、「フレームグリッド」を縮小したり、文字の大きさを変えたりして枠内の表示可能文字数が変わると、見えていたものが見えなくなるとか、その逆が起こるとかいうこと、になります。pagetaka.hatenablog.com
PDF作成時、印刷時などに、アラートが表示されますが、フィニッシュ・ワークになってそういうのはテンションが下がるかと。できる事なら、そうなる前に…。

2015-10-01:追記

まだわかりにくいかも、と思い、イメージ的に近そうなものを作ってみました。
f:id:PageTAKA:20151001220849g:plain
実際には文字があるのに、テキスト枠/オブジェクト枠からはみ出た状態。の赤字が見えます。グレーの下にある文字は実際には見えない。文字あふれ=オーバー・セット・テキストというようなことになるのかと思います。
斜めから見ると、仮にこんなイメージにしてみるとわかりやすいでしょうか…逆にわかりにくい…。す・スミマセヌ。
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