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わかりあえないことから(平田オリザ著)

わかりあえないことから コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書)」 を読みました。劇作家という顔とは別に、大阪大学コミュニケーション・デザイン・センター教授も。
まず、わき道にそれて、なんでこの本を読んだかという経路を明らかにします。

  1. 西大寺電子町内会などで、若い世代が所属していないことが話題になりました
  2. 爺は、いるんだけどつながってない、スマホが道具のネット世界に長時間いるのではないかという 世界「勘」にたどりつきました。
  3. それを確認するため、いろいろ本を読みました
  4. デジタル・ネイティヴという世代が存在し、インターネット世界が社会的存在になり、デジタル側からリアル世界に影響を与えるような時代になりました
  5. ならば、道具「スマホ」をつかって、デジタル世界に順応する「デジタル・イミグラント」(デジタル世界への移民)になってでも、若い世代とつながる努力が必要でしょう
  6. しかし、若い世代とちゃんとコミュニケーションできるだろうか

ここで、「わかりあえないことから コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書) 」の本をみつけたわけです。本題に戻ります。
著者は、金子みすゞの「みんなちがって、みんないい」というある意味一般的になった視点を、「みんなちがって、たいへんだ」(p216)という見方をしたら「わかりあえないことから」という本のタイトルがうかんでくることを示唆しているようです。
爺は思ったです。確かに、若い世代と…。異なる意見をもつ人たちと…。生活環境の違う人たちと…なかなかわかりあえない、わかってもらえないもどかしさを30年以上も引きずっている自分がいることを発見しました。

標準的な看護師さんは「胸が痛いんです」と言われると、「どう痛いんですか?」…(略)…と問いかける。…(略)…患者さん受けのいい、コミュニケーション能力の高いとされる看護師さんは…(略)…そのまま「あぁ、胸が痛いんですね」と、まずオウム返しに答える。(p177)

コミュニケーションのありようを著者は上の引用のように書き、ホスピスでの患者家族の例を、引き続くページでとりあげ、ベテラン医師が「奥さん、辛いねぇ」(p179)と言いそれまでのナースステーションと奥さんのコミュニケーションのズレを収めた、という実例を挙げています。多くの真実で説明し納得してもらう、というコミュニケーションとは別に、患者家族が真に訴えたかったものがあり、そこをキャッチできるかどうか、というコミュニケーションの本質に迫る実例だと爺は思いました。
まあ、この本を読んだから、現状を理解し、明日から若い世代とコミュニケーションが活発になる、という担保はどこにもありません。しかし、コミュニケーションをめぐる現状をある程度見定めることができる一冊だと思いました。
しかし、難題があるです。ガラケーでは「デジタル・イミグラント」(デジタル世界への移民)としての資格があるかどうか疑わしいので、さっさとスマホにせねばなりません。米国グリーンカードを手に入れるのと同じようなことで、それがあるのとないのとでは米国滞在の資格そのものが異なる、というようなものかと…。
あ~ごちゃごちゃいわずに、ともあれスマホに換えに行け~という声が聞こえてきます。え? どこから…。

コミュニケーション力を引き出す (PHP新書)

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