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お先にどうぞ、と譲り合い

本日、バスで岡山市内へ出かけました。途中のバス停で、中高年のお二人の女性が、お先にどうぞ、という風な感じで、乗車を譲り合っていました。一見、美しい光景、または、品性ある行動、ということになります。爺も最初そのような印象でした。
二人の女性は、ご近所なのか、趣味の会がいっしょなのか、譲り合っているのです。乗車していた爺の目には、大体3番目くらいの待ち順かな、という印象です。ですから、3番目に乗るか、4番目に乗るかという譲り合い、と思しき状態でした。
見ていると、譲り合いながら二人は確実に前進しています。「お先にどうぞ」という風に手が出るごとに少し前進し、他方が同じ行為を繰り返す、という様子です。
引き続き見ていると、結局お二人は譲り合いながら、1番目と2番目に乗車されました。はい、結局、先に待っていただろう2人は、気圧されてというか、前進圧力に屈してというか、そのあとに乗り込んだのでした。
なるほど、かなりの高等戦術だ~。
おそるべし、おばさまの実力…。
周囲の人は、どのタイミングで乗りこんだらいいのか、さぞや見当がつきにくかったのだろうと思います。「最近の若い人は」という前に、別の視点で周囲、そうわが身に降り注がれる視線に気が付けばよいのにと爺は思ったのでありました。