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同等か以下か

妻が何か話しかけるので、「何でしょう奥様」と丁寧に応答すると、「アナタではない」とにべもない音声信号が耳を通じ脳みそに届いた。状況確認のためあたりを見回すと、父親が年賀状を眺めている。しかし、信号受信者は父親でもないようだ…。はて…。
妻の姿勢が低いのに気がついた。これが、物腰が柔らかいとか低姿勢という意味でないことは、これまでの記事から読者諸賢におかれてはすでにお見通しと思う。単に屈(カガ)んでいるというような状態で、相手はネコだった。
妻はネコに声をかけていたのだ。現状を総合的に判断すると、爺はネコ以下という存在でしかないのかもしれない。しかし、妻がネコと話しているということを考えると、妻がネコと同等という判断もにわかには否定しがたい。その妻に、顎と目線と指先で支配される爺がいる。どうがんばってもネコと同等か、「以下」の存在なのかと、論理的な帰結に妙に納得している自分がいることに、気づき始めているシーンをご想像願いたい。
それが証拠に、ネコは妻からうまそうなものをもらっていたが、爺は自分で見繕って口に運ぶしかなかった。この一事をみても爺の扱いがどうなのか判断できると思うのだが…。