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使用済み核燃料は、結局核のゴミ。再利用は1%で、それも後にゴミ…。結局、全部ゴミ!?

東京新聞 2012年10月10日 07時01分 「核燃料、95%リサイクル」 実際はわずか1% 原発環境整備機構 の記事を読んでびっくり。使用済み核燃料、再利用できるのは1回、それも結局ゴミ…だそうです。

「核燃料、95%リサイクル」 実際はわずか1% 原発環境整備機構東京新聞 2012年10月10日 07時01分

 …(略)…原子力発電環境整備機構(NUMO)が、二〇一〇年に全国規模でアンケートをした際、あたかも使用済み核燃料のほとんどが再利用でき、核のごみはわずかであるかのような説明をし、回答を求めていたことが分かった。実際に再利用できるのはわずか1%で99%はごみと化す可能性が大。誤った認識を広げる結果になっていた。 (清水祐樹、大村歩)
 アンケートは、最初の設問で「使用済み核燃料の95%がリサイクルできます。どうしてもリサイクルできない約5%が高レベル放射性廃棄物として残ることを知っていますか」と聞いた。…(略)…
 しかし、この説明は現実と大きく異なる。再処理により再利用できるのは、95%どころかたったの1%。取り出されたプルトニウムに別のウランを混ぜて混合酸化物燃料(MOX燃料)に再生している。「95%」のほとんどを占める回収ウランは、建前上は資源とされるが、使うあてはなく、ごみと化す可能性が高い。
 さらに、核燃料は何度でも再利用できるわけではなく、現実には一回のみ。MOX燃料を燃やした後は、再処理すること自体が難しく、これもごみ化する可能性が高い。
 なぜ不正確なアンケートの設問をつくったのか、機構に問い合わせたが、「当時の経緯は分からないが、誤った情報を出すはずがない」(広報担当者)と繰り返すのみ。95%再利用の部分も「間違っていない」と繰り返すだけで、是正する考えはない。
<高レベル放射性廃棄物の最終処分場> 高レベル放射性廃棄物は原発の使用済み核燃料の再処理で発生する超高濃度の廃液で、ガラスで固めて300メートルより深い地中に埋め、濃度が下がるまで数万年単位で管理するのが国の方針だ。処分場の条件は近くに活断層や火山がない地域。実施団体として設立された原子力発電環境整備機構が2002年に候補地の公募を始めたが、応募は07年の高知県東洋町(後に撤回)のみで、選定のめどは立っていない。
東京新聞)>> 記事掲載WEBサイトの頁へ


地震大国日本、水の国日本、地層が不安定な日本、とても万年単位で高濃度の核のゴミを保管できる場所というのは難しい…。再処理しても1回だけとはなかなか厳しいですね~。原子力で発電するということは、結局、もてあます核のゴミの代償に、「電化生活」をおくるということなのか…。