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福島原発事故:NHK「ネットワークでつくる放射能汚染地図」、当初提案より1か月以上放送が遅れた

上記URLの記事を読みまして、TAKAの記憶に残るNHK「ETV特集」の「ネットワークでつくる放射能汚染地図」放送は、「(2011年)4月3日の放送分として提案されたが、…反原発の立場の研究者がいることなどを理由に、制作局幹部によって却下される。」ということで「シリーズ第一回にあたる昨年5月15日」に放送されたという経過があるようです。
この番組は、「大震災後のテレビ報道の中で、…シリーズは、原発事故による放射能汚染の実態と、被害を受けた人びとの悲劇を、地を這うような調査取材で伝え続け、わが国原発事故報道の高い峰を形成してきた。…文化庁芸術祭大賞、日本ジャーナリスト会議大賞などを受賞している。」と高い評価を受けていることも紹介されています。
冒頭のURLの記事では、ETV特集班のプロデューサーとディレクターなどが処分をNHKから受けていることも合わせて伝えています。これは、30Km圏内での取材、出版(ホットスポット ネットワークでつくる放射能汚染地図)でNHK他部署を批判したことが原因となっているのではないか、と…。

戸崎賢二(放送を語る会会員)氏は、「(2011年)3月に測定した汚染の広がりの公表は、5月15日の「汚染地図」第1回の放送まで待たなければならなかった。もし、幹部が遅くとも4月3日に「汚染地図」の放送を許していたら、番組は大きな警告となって、高線量の中で被曝する住民が少しは減らせたかもしれない。」として、「『厳重注意』を受けるべきは、本来誰なのかを問い直さざるをえない」と指摘しています。

ホットスポット ネットワークでつくる放射能汚染地図

ホットスポット ネットワークでつくる放射能汚染地図