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あの頃を偲ぶ ~多里クローム鉱山~

「☆にちなん日和☆ vol.64 2012年6月15日配信」の記事に次のようなものがありました。

全国各地には、我が国の産業近代化の過程を物語る存在として、数多くの建築物や機械、文書が今日まで継承されています。これらは、自らが果たしてきた役割や先人たちの努力など、豊かな無形の価値を今に伝えてくれています。
経済産業省では、これらを「近代化産業遺産群」に認定しています。

日南町多里地区にある若松鉱山は、平成21年2月に近代化産業遺産に認定されました。
日本屈指のクローム鉱山だった若松鉱山は、国内の製鉄業が盛んになるにつれ溶鉱炉に用いる耐火レンガの材料として需要が増加していきました。
しかし海外から安価な資材が手に入るようになると徐々に需要が減り、平成7年3月に閉山となりました。
現在はアクセス道路の崩壊等により危険なため、管理者以外の立入りは禁止され、一般の方の見学はできません。

そこで、地元の多里まちづくり推進協議会では、旧多里小学校の一室を活用して、当時の貴重な資料や写真等を「多里の鉱山展」と題して展示しています。
若松鉱山だけではなく、同じく多里地区にあった廣瀬鉱山の貴重な資料も併せて展示されています。
こちらは一般の方の見学も可能ですが、事前に申し込みが必要です。

問合せ先 多里まちづくり推進協議会 TEL/FAX 0859-84-0151

父親は、かつて若松鉱山で働いていました。TAKAも何度か坑内に入ったことがあります。田舎の家には、父親が仕事をしていた証しとでもいうのか、鉱山の坑内保安員の資格を記したものが額に入っています。また、発破に関する母線吊りの技術がどうのとかで、なにやら誉めてもらったらしいことも賞状になって掲げられています。
近代化遺産群に指定されているのは知りませんでした。それによると、鳥取県内としてはこの1カ所で「07耐火煉瓦鳥取県日野郡日南町若松鉱山(クロム鉄鉱)跡コンプレッサ室、ディーゼル発電室、工作場、火薬庫、火薬類取扱所、機械選鉱場、破砕場、貯鉱場(跡) 、索道中継所(跡) 、沈殿池、受電所、救護室、鉱務所、坑道・軌道・索道鉄塔(一部) 、索道起動所、山神社、油脂庫、炭焼き窯」が指定されているようです。